普通のガイドブックには載ってない!周防大島のお洒落なガイドブック「平凡な島の歩き方」はこちらをクリック

<大災害>山口県周防大島の一か月を振り返る~船舶衝突による断水~

事故の概要

架け橋大島大橋

山口県の柳井市と周防大島町を結ぶ「大島大橋」は、1971年に周防大島町民の念願かない完成し、現在まで本土と島を結ぶ懸け橋として、大きな役割を果たしています。僕らが生まれるころには、有料期間は終了し、無料で通行できるようになっており、生活の中で当たり前に存在する「普通の道路」と変わらない認識の橋でしたが、今回の事故によって大島大橋のありがたみを改めて認識することとなりました。

事故の詳細

今回事故は、今年の10月22日の未明、ドイツの海運会社が所有する貨物船「エルナ・オルデンドルフ」(総重量2万5431㌧)が大島大橋の橋梁に衝突し、水道管と光ファイバーケーブルなどを切断するものでありました。切断された水道管は周防大島町への唯一の送水ルートであり、同町では同日午前8時ごろからほぼ全域の約9050世帯で断水し、約1万4600人の生活に大きな影響を与える事となってしまいました。

 

 

 

この事故によって、絶対的な安全が確保できないため、事故翌日から終日全面通行止めで歩行者や自転車、緊急車両などすべて通行禁止となりました。住民たちは周防大島と本土を結ぶ唯一の陸路を断たれました。今も、島に残り島外の専門学校に進学している幼馴染は、通学手段を奪われ、数日の間、我が家での生活ができなくなったようです。臨時の数日後、全面通行止めは解除されるが、強風等の気象状況によっては、突然の通行止め、片側通行による渋滞等交通の不便さが大きく感じられました。

町では臨時に船を出し、代替えの交通手段を用立てましたが、本数は限られるうえに、一度に多くの人を輸送できないなど、おおくの問題を抱えました。

やっと見えた希望

“この大事故から、40日が経過した12月1日に、島内のほぼ全域で断水が解消された。”

40日もの間多くの苦労を強いられた島民の方に対して、町長から謝罪の言葉もあったようですが、町長さんも一島民であり被害者。本来謝罪すべきは、通常時のルートを通過することなく、橋に衝突をした海運会社であり、船長ではないでしょうか。

大島大橋損傷事故に対する応急復旧対策の完了報告について(町長メッセージ)町長の椎木でございます。…

周防大島町さんの投稿 2018年12月2日日曜日

海運会社がTwitter上で島民の一人の方に対して謝罪していますが、もっと誠意ある対応を望みます。

島民の苦悩、毎日の生活

断水生活の苦労

10月22日の朝、島内の防災無線から計画断水の旨が放送され、その日の夜から次の日には水道から水が出なくなりました。

“水道の水が出ない。”この事実がどんだけ不便なものか、想像してみてください。

このことについてまとめられている記事を僕らの発信の師匠”さかえる氏”https://twitter.com/sakaeruman がまとめておられるのでご覧ください。https://twitter.com/sakaeruman/status/1069161843178926081

  1. トイレが流せない
  2. 風呂に入れない
  3. 当然シャワーも浴びられない
  4. 食器が洗えない
  5. 料理ができない
  6. 歯磨きができない
  7. 洗濯ができない

大島スピリッツ

今回、周防大島町民はこのような生活を40日間強いられました。

しかし、島に根付く大島スピリッツは至る所で感じることができます。

例えば、僕の実家の近所にはこんな看板が!家に井戸があるお宅が近所のかたに井戸を開放されています。昔から根付く”共助”のこころのあらわれるいい光景ではありませんか?

他にも、近所のおばあさんといっしょに給水所まで歩く小学生の姿も目撃しました。

生活を基盤から揺るがす大災害の中でも、僕らのふるさと周防大島の人はあったかいんだからぁ。(失礼しました-_-)

リアルガチ!島民の1日

僕らMAHALOメンバーは先週末3日間という短い期間でしたが、地元に帰省しました。

わたくしが経験した、断水中の我が家の1日をまとめてみました。

久しぶりに再会した祖母は、、ひどく疲れている様子で、気持ちやせたように感じました笑

 

今回の事故から得られる教訓

単一送水管に頼る水道事業の見直し

今回の事故により浮き彫りになった、単一の送水管に頼る水道事業による弊害ではないでしょうか。以前は、島内のみの水源で水道事業を行っていたようですが、夏の日照りや、帰省による水道使用の増加などにより、たびたび使用制限が行われていたようです。そのため、2000年より広域水道企業団を設立し、供給が開始されたようです。しかし、取水地の広島県の弥栄(やさか)ダムから町の配水池までの送水管は総延長約70キロに及ぶものであり、お隣の柳井市から島内に送る送水管は、橋の下を通る一本のみであるため、今回のように橋の下の送水管にトラブルがあれば、島内全域に被害が発生してしまいます。

今回の事故を受け、配水池の水質検査をすすめ、島内の自主水源の再開や、複数の送水管による送水も視野に水道事業の見直しを図っていかなければなりません。

離島の水道事業の課題を身をもって体験した周防大島が、先頭となって解決していくことを、島民として願っています。

防災意識向上

周防大島では今年1月にも大島大橋の送水管が破断(劣化による)したため、全島で最大10日間の断水を経験しました。

一年で2回も断水を経験することは、幸か不幸か周防大島町の島民だけではないでしょうか。この貴重な経験から、これから予測されている、地震などの大規模な自然災害に対する備えが大いに普及したことは間違いないと思います。このまま、防災意識の日本一高い島を目指していきましょう!

 

日本一の島”周防大島”

今回の大事故を通して、僕は、地元愛がさらに増しました。望む形とはかけ離れているけれど、今年の周防大島は何度もメディアに取り上げられ、全国区の島になりました。「スーパーボランティア」、「逃亡犯」、「断水」今年の周防大島は、過去に例をみないほど”ホットな島”になりました。

しかし、実際のところ、今回の断水により、主産業の農業(加工品含めみかん)、観光業は大きな被害を被りました。年間で100万にが訪れる観光地で巻き起こった大事故のダメージは計り知れません。

また、島民の多くは高齢者です。今回の事故によって骨折をされた方も少なくはないと聞きました。(実際、母親はぎっくり腰ww)島で暮らす子供たちの給食は、パンと牛乳がメイン。島外に登校、出社する方は通勤通学時間が倍増する。多くの犠牲の上に、我慢を強いられた、40日間だったことでしょう。

今、僕らにできること

進学により、島を離れた僕たちにできることは何か?力も、お金も、地位もない僕らが出した答えは、”全国初?学生による野外映画の上映”です。

苦しかった40日間の労をねぎらい、最強最上のエンターテイメントを、遊びをみんなと一緒に作りたい!そして、滞ってしまった観光客を一人でも多く島に呼び込みたい!そんな思いで一から企画し、実行しようと試みています。

島で暮らす皆さん!僕らにできるねぎらい、”エンターテイメント”を体験しにきませんか?

周防大島のことを知ってくださった皆さん!島を再び盛り上げ、観光地としてレベルアップを図る島に力を貸していただけませんか?

企画概要

 

(1月15日追記)日本初!?学生だけで開催!山口県周防大島 野外映画祭の企画概要。

企画を成功させるべく、全力で駆け抜けます。

多くの人の目に留まることを祈って本日はこの辺で!

りんくんでした^\^

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です